2017年10月21日

便器は芸術品になった

『世界のタイル博物館』内の企画展示は、
せつび屋さん向けだったかも。

男子便所の便器がブルーで、
女子便所の便器がピンクで、


そんな時代もあった。


古い施設の古い便所に行くと、
まだ残されているかもしれない。




飲み屋のトイレに入ると、
妙に濃い色の便器にお目にかかることもあるかもしれない。




『古民家』的なところに行くと、
染付便器に出会うことがある。


そういえば、
番屋のトイレにも、ついていた!




そんな便器たちを一堂に集めた企画展。


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形状や絵柄によって、
いろいろあるんだそうだ。


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昔のことだから、
全部手描きの模様である。


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大量生産・大量消費時代ではないからこそ、
ここまで手間隙かけて、
便器を作ることが出来たのであろう。


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現代で製造・販売するとしたら、
一体いくらになることやら。


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「こんな便所でしたよ」という
復元セットも造られていた。


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陶器の下駄がまた、
良いではないか!




キタナイモノ

だったはずだけれども、
キレイに取り外され、洗われて
今や美術品としての価値を
見出されている。


不思議なことではある。




ミュージアム・ショップの商品は
なかなか魅力的なモノが多かった、ということも、
一言付け加えておく。
(「便器は芸術品になった」おわり)
posted by けろ at 09:00| Comment(0) | 衛生設備 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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