2017年10月20日

タイルと歴史がよくわかる場所

常滑には、『世界のタイル博物館』というものがある。

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衛生器具メーカーのINAX(イナックス)が建てたもののようだ。


2011年に、INAXほか国内の建材メーカーなど5社が統合して
株式会社LIXIL(リクシル)となった。


現在は、海外の企業も傘下に置き、
全世界的な展開を進めているようである。




さて、『世界のタイル博物館』である。


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「タイル」は、
内外装材として、
せいぜい設備(衛生器具)を取り付ける面の仕上げとしてしか
捉えていなかったところがある。


そのため、タイルそのものについて
あまり意識したことはなかった。


せいぜい、建築士試験でタイル貼りの工法を覚えた程度でしかなかった。




中部空港を時々利用するのであるが、
いつもINAXの本拠地たる常滑市は通過するだけ。


いつか寄ってやろうと機会を窺っていた。


ついに、その機会を得たのである。




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のっけから、
タイル攻撃であった。


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内装材としても
たいへんいい味を出しているものだと
暫し感嘆してしまった。


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まあ、ちょろっと30分くらい眺めて来よう、
というくらいの気持ちで入ったのに、
しっかりと魅入ってしまうこととなった。




古代のタイル(的なモノ)の数々も
展示されている。


エジプトのヒエログリフだとか


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バビロンの焼成煉瓦だとか


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時代を追って、
古代、中世、近世のタイルが
濃密に展示されているのだ。


あんまりタイルに興味関心を持っていなかった身なのに、
すっかり魅せられちまったのである。


いやはや。




建物全体が、
展示物を兼ねているかのようだ。


階段の仕上げも、タイル。


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巾木も、タイル。


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トイレ内装(これは歴史展示物だが)も、タイル。


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もちろん、
来館者用トイレも、タイル。


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レストランの床も、壁も、
壁にかかる絵さえも、
タイルなのだ。


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ひたすらの、
タイルづくし。




なお、
正面のガラス面は
結露しやすいはず。


下部に、
電気ヒーターが設けてあった。


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さすがに、
セラミックヒーターには、
しなかったようだ。


古今東西のタイルを見て
おおまかな歴史を知るには、
ここがお薦め。
(「タイルと歴史がよくわかる場所」おわり)
posted by けろ at 09:00| Comment(0) | その他 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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