いろいろと眺める。
とは言え、
旅客の様子を見ながら、
不審人物然としないように
いろいろと気を遣いながら撮影するのだ。
と、いくら気にしてみたところで、
不審に思う人は思うだろうし、
気にならない人は平気なんだろう。
それでも小心者としては気にせざるをえないのだ。
壁面には、
AEDと消火器。
ともに、壁埋込になっている。
"Automatic External Defibrillator" という表記の場合、
モノを知ってないと何を指すのかわからないかも。
「自動体外式除細動器」と漢字で書いてあると、
やたらと長くはあるが、
何となく用途なり意味なりがわかる気がする。
表意文字は便利だ。
「細動」するのが何か? (A:心臓) ということを知らないと、
やっぱり意味不明かも。
吹き抜け部分には、
でっかい星条旗。
日本では、あまり見ないかなぁ。
壁に並ぶノズルは、お約束。
ノズルは、低い位置にも付いていた。
ちょっと雰囲気が違って、
面白い。
エスカレーターの感じも、
何かが違う。
上を見上げると、
ダクトが見える。
敢えて全面天井張りにしないで、
こういう部分を見せている。
縦ダクトは、
天井仕上げと天井裏との境目で塗り分けて
存在感を薄くしている。
色を濃く塗るか、薄めに塗るか、
いろいろ考えがあったのであろう。
このノズル、
コーンが少し飛び出している。
キャットウォークのようなスペースに、
目隠しルーバー的な網の奥に、
機器やらダクトやら配管やらが収納されているようだ。
冷水機の形状は、
何となく見慣れた感じ。
壁上部に並ぶ、ノズル。
反対側の壁上部は、
ブリーズライン。
構造的にも、
いろいろあるんだろう。
このボルト・ナットや鋼材など、
規格はすべて、JISじゃなくてANSIなんだろう。
寸法は、
SI単位系のミリメートルじゃなくて、
インチで表すんだろう。
この空港の中を眺めていたら、
何日か泊まり込んでいても
飽きないかも知れない。
トム・ハンクスは
興味を示さなかったみたいだけど。
(「Detroit Metropolitan Wayne County Airportのせつび」おわり)