奔別(POMBETSU)炭鉱施設跡であるが、
石炭ホッパーから貨車に積み込んでいた施設には
今でも立ち入ることができる。
※ 飽くまで、市のガイドさんが同行し許可いただいた範囲で。
かなり緑に侵食されつつあり、
自然に還ろうとしているかのような敷地であるが。
躯体は、何とか持っている。
長年の廃墟ゆえ、
照明的なものは無い。
自然光と、懐中電灯とで見るのだ。
真下に係留した貨車に、
上から石炭を投入していた。
レンガの壁も
見ることができる。
軌道跡。
躯体は、ところどころ
損傷が激しくなっている。
あとどのくらい、
中まで立ち入って見ることができるものか。
時代とともに、
新しいものが次々と生み出されている。
一方で、
古いものは徐々に、
静かに、
朽ち果てつつある。
その名残を、
ちょこっとでも
脳裏に焼き付けておきたいのだ。
そして、
こうしてネットの片隅にも
投げ出しておくのだ。
(「奔別炭鉱施設跡(2)」おわり)
【関連する記事】