グランドがあって、
観客席があって。
ネットがあって、
ベンチがあって。
こういう所には、
当たり前だが必ずトイレもある。
そして、その配管がそのまま露出になっている。
トイレの下部には、
こんな配管が必要なのだ。
排水管には勾配も必要だ。
こういう所を見ていただければ、
階高がどのくらい必要か、
ピット深さがどのくらいあると良いか、
わかっていただけるのではないだろうか。
無理やり詰め込めば、
何とかなるべ……
とは思わないでいただきたいものだ。
何とかなる……というか、
何とかしちゃうことは不可能ではない面もあるのだが、
その無理は必ず、
後々困ったことになって返ってくるから。
積雪寒冷地ゆえ、
このトイレは冬場には給水管の水を抜いて
閉鎖せざるを得ない。
下部ピットになっていて、
凍る心配のない1階のトイレ(暖房付)を使っていたくことになろう。
でもでも、
給水管の水を抜いたとしても、
排水トラップに溜まっている水が
凍っちゃうじゃないですか、
って?
そのままだと凍ってしまうので、
不凍液を流し込んで対処したりする。
手っ取り早く(?)、
マイナス30℃対応などのウインドウォッシャー液を流し込んであるところも
見たことがある。
結構、使える。
(「屋外球場の衛生配管」おわり)