建設費をとことん抑えてあります。
だいたい、建物の「せつび」なんて、
その道の人間以外は、
ほぼ誰も見ませんから、
露出だって気にならないのでは。
まあそれでも、
景色や植生のように
「具体的に何が違うか表現できないけれども
何か雰囲気が違う感じがする」
というくらいの影響力はあるはずなので、
建物の用途・グレードによって
必要な内装を施すのは
当然でしょう。
それでも、
「全く何の考慮もしない」
のではなくて、
それなりに意匠的要素を考慮して
ギラギラ保温外装で目立つ主ダクトには
目隠しを施したりしてあって、
そういう所に「設計者のセンス」が出てくるんだろうなぁと
思いました。
徐々に増えつつあるLCC向けのターミナルが
FSC向けのターミナルとどのくらい違うのか、
意匠、構造、電気、設備などいろんな視点で見てみると
面白いですよね。
バス乗場前にあったマンホール蓋。
NAAのロゴ。
会社名の蓋になるんですね。
昔は、「成田」の名称を使わずに
かたくなに「新東京国際空港」という名称を使っていたような気がするのですが、
いつのまにやら「成田空港」と呼ぶようになっていたんですね。
「新東京」ってったって、離れすぎですからね。
羽田の国際化も進んだし、
妥当な(当然な)ことだと思います。
(「成田空港第3ターミナルの「せつび」」おわり)