2017年08月21日

成田空港第3ターミナルの「せつび」

LCC専用ターミナルなので、
建設費をとことん抑えてあります。



だいたい、建物の「せつび」なんて、
その道の人間以外は、
ほぼ誰も見ませんから、
露出だって気にならないのでは。


nrtkukudi3trmnlnstb1.JPG


まあそれでも、
景色や植生のように
「具体的に何が違うか表現できないけれども
 何か雰囲気が違う感じがする」
というくらいの影響力はあるはずなので、
建物の用途・グレードによって
必要な内装を施すのは
当然でしょう。




それでも、
「全く何の考慮もしない」
のではなくて、
それなりに意匠的要素を考慮して
ギラギラ保温外装で目立つ主ダクトには
目隠しを施したりしてあって、
そういう所に「設計者のセンス」が出てくるんだろうなぁと
思いました。


nrtkukudi3trmnlnstb2.JPG



徐々に増えつつあるLCC向けのターミナルが
FSC向けのターミナルとどのくらい違うのか、
意匠、構造、電気、設備などいろんな視点で見てみると
面白いですよね。



バス乗場前にあったマンホール蓋。


nrtkukudi3trmnlnstb3.JPG


NAAのロゴ。

会社名の蓋になるんですね。




昔は、「成田」の名称を使わずに
かたくなに「新東京国際空港」という名称を使っていたような気がするのですが、
いつのまにやら「成田空港」と呼ぶようになっていたんですね。


「新東京」ってったって、離れすぎですからね。
羽田の国際化も進んだし、
妥当な(当然な)ことだと思います。
(「成田空港第3ターミナルの「せつび」」おわり)
posted by けろ at 09:00| Comment(0) | 設備一般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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