たぶん、
日本全国同じような内装に違いないのだが。
注文を待っている間に、
内装に目が行く。
意匠的な内装よりも、
「せつび」的なものに
目が行く。
たとえば、吹き出し口。
熱交換しているのか、いないのか、
冬、外気が冷たくて寒くなるから故の
防風板なのか、
板そのものは結露しないのか、
気になるところ。
「天井カセット形」という形式を
見事に(?)覆した設置方法だな、と。
天カセを露出で取り付けているのは
良く目にするが、
こういうのも面白いではないか。
細工には、ずいぶん手間がかかりそうだが。
冷媒管の類も、
被覆銅管の白い被覆材がそのまま見えるのではなくて
黒いカバーで巻いてある。
いろいろと、
コダワリを感じるのであった。
この手の店には、
全国共通の仕様書があるに違いない。
温暖地、寒冷地、
多雨地、積雪地、
それぞれの気候条件に応じたアレンジもあるかも知れない。
全国に多店舗展開していると、
細かいところにも気がついて
徐々に改善しやすいのであろう。
もちろん、
内装を見に行くのが目的ではなかったので、
本来の目的は果たしてきた。
なかなか、
ボリュームのあるメニューであった。
値段もまた、ボリュームがあったと言えるのだが。
(「コメダ珈琲店の、せつび」おわり)