2017年07月15日

夏に眺めると、わからないものだ

住む人のない、
海岸沿いの道端。

冬だけ役立つものが、
夏でもそのまま付いている。



その1つは、『矢羽根付きポール』


knstbuscap1.JPG


道路の端を指し示すもので、
道路沿いに延々と立っている。


一面が真っ白になってきてこそ
その存在意義を発揮するが、
無積雪期には
ただの無用のポールにしか見えまい。


実際に車を転がしてみなければ、
そのありがた味は人から聞いただけではわかりようがないのだ。



もう一つ、上の画像にも写っているモノがある。


おわかりだろうか?




これだ。


knstbuscap2.JPG



『冠雪防止カバー』と称すようである。


電柱のてっぺん、
円断面に雪が積もり、
どんどん成長して、
やがで「ドサッ」と落ちる。

それを防止するためのカバーなのである。


「それ、見たことあるぞ!」

そういう方もおられるのかも知れない。


同じものが
『鳥害防止用キャップ』とも称されているからだ。



電柱の先にカラスや鳩や野鳥が停まって、
糞を垂らす。

たまたま下を通りかかった人or車両が
被害を被る。


止まれないように尖らせてしまえ。

そういう製品である。



鳥害専門であれば、
何本も長い針が出ているようなやつもある。

トンガリ帽子のキャップであれば、
夏でも冬でも役に立とう。



尤も、
ここを通りかかる歩行者が如何程居るものか
想像だにできない。


時々、真っ黒に日焼けした
「日本一周旅行中」とかノボリを背負った若者が
歩きまたは自転車でとおりかかるくらいか。

一般車両も、
壮年のライダーたちも、
瞬く間に通り過ぎてしまうのが普通である。


だから、ここでは専ら『冠雪』のほうを
目的としているものと思うのだ。


だから矢張り
「冬だけ役立つもの」
に違いない。
(「夏に眺めると、わからないものだ」おわり)
posted by けろ at 09:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 電気設備 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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