2017年06月28日

室外機って、邪魔かなぁ。

「エアコンの室外機って、邪魔だよね〜」



ワタクシとしては、同意しかねますが、
でも、邪魔に思う方がいらっしゃるのもまた事実。

っていうか、邪魔だと思う人のほうが
圧倒的に多いのかなぁ。

統計を取ったことはないけれど。




stgiktcgdnyuntitirnk1.JPG


「外壁に、こんなに堂々とつけないでよ」

うん、たしかに目立っちゃうでしょうねぇ。
ステンレス製フードも、
いい感じで光っちゃってるし。




stgiktcgdnyuntitirnk2.JPG


「なるべく、陰に、隙間に、裏側に」

こうしておけば、
あんまり見えないからOK?





stgiktcgdnyuntitirnk3.JPG


この狭い隙間に押し込められた状態で、
ちゃんと熱交換できるのかな。

まあ、無理だろうね。



室外機って、
外にある高温の空気中に更に熱を放出したり(冷房の場合)、
外にある冷たい空気中から無理矢理に熱を分捕ったり(暖房の場合)
するための機械なので、

なるべく明けっ広げで、
なるべく空気が淀みにくくって、
機械と外気との間で滞りなく熱のやりとりをできる場所に
設置するのが理想なんだ。


だから、
機械にとって条件の良い所に置こうとすると
目立っちゃう。



目立たない所に押し込めちゃうと、
機械にとっては不利になっちゃう。



じゃあ、ってんで屋上に置くと、
近所の高い建物からは丸見えで、
やっぱり目立っちゃう。




そんなに室外機が嫌いなんだったら、
冷暖房なんかやめちゃえばいいのに。


「せつび」が見えるのがそんなに嫌だったら、
「せつび無し」の建物にしちゃえばいいのに。

そしたら、ぜったい目につかなくて
邪魔にならないから、
ご満足いただけると思いますよ。
デザイナーさんには。




なんてボヤキも出てしまうことだってありますけど、
「せつび」の無い建物はあり得ないし、

「せつび」を前面に押し出す建物だって
ポンピドー・センターとか浜松科学館のように、敢えてそれを狙う場合は別にして)
ありえないわけ。



機能を考慮した意匠計画が必要だし、
意匠を考慮した設備計画も必要だし。


「邪魔」だと感じてしまうとしたら、
そのへんの計画のすり合わせがお粗末だってことなんじゃないでしょうか。
(「室外機って、邪魔かなぁ。」おわり)
posted by けろ at 09:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 空調設備 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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