2017年06月17日

そこに雪が残っている理由

少し前ですが。

だいぶ暖かくなってきて、
雪がほぼ消失した頃。



なぜか、橋の下の部分だけ
雪が残っています。

なぜ?


nzkkdkykgnkttiruk.JPG



雪が融ける前に見るとよく分かるのですが、
毎年雪のシーズンになると、
この橋の欄干から
大量の雪が捨てられているのです。

そして、欄干の下に大きな雪山ができます。


近所の人達が除雪のたびごとに
捨て場として利用しているため
雪が固く締まるし量も多いため、
融けきるのに周囲よりも時間がかかるわけです。



よく見れば、もっと奥に見える建物の
屋根の雪が落ちる部分でも
残雪が見られます。

同じことなのです。




じつは。


無闇に川に雪を捨てることは、
禁止されています。


この川にも、至る所に「雪捨て禁止」という
文字と絵の入った看板が立てられています。


それでも。

融雪槽で融かそうとすると
ものすごく灯油を食うし、
どこかに高く積み上げるのも大変。


川べりに捨ててしまえば、
流れてくる水で融かされるし
スノーダンプでそのまま投入できるから
とっても楽。


そういう気持ちも、
わからないではありません。

特にドカ雪が積もった時なんか。



自分が川べりに住んでいないから、
何とでも言うことができますが、
でもやっぱり「禁止」とされているからには
理由があるわけで。


雪捨ての具合や、雪解けの進み具合によっては
川が堰き止められて溢れる危険性がある
……そんなことだったように思います。


万一のリスクを考慮してルールをしっかり守るのか。

目先の便利さ・快適さが捨て難いから
リスクには目を瞑るのか。


いろんな分野で
そんな葛藤が見られますね。


どうする、原発!?
(「そこに雪が残っている理由」おわり)
posted by けろ at 09:00| Comment(0) | TrackBack(0) | その他 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]


この記事へのトラックバック