人間専用ではないのでして。
当然のことながら、
動物園には動物のための「せつび」も
あります。
動物のための、
水飲み場。
どんな動物が、
どのような水飲み行動を取るのか、
人間向けとは異なる知識と工夫が
必要なのでしょう。
「せつび」に限定されません。
建築だって、電気だって、
動物のための施設には、
それ相応のモノが必要になります。
パンカールーバーが、
いろんな所を向いているのにも、
きっと何か理由があるんでしょう。
ちなみに上の画像は、
レッサーパンダ用のスペース。
(なぜ、「レッサー」扱いされるのか……
「ジャイアント」のせいです)
どうせ動物が届かない上のほうでは
ただの普通のダクトなんですけど。
動物のための暖房と、
人間が動物を世話(とか掃除とか)する時のための水栓。
動物のための換気と、
メンテする人たちのためのキャットウォーク。
人間しか歩かないけど、
キャットウォーク。
猫は絶対に歩かないのに、
キャットウォーク。
観覧通路上部に
ちょこっと出てしまった配管。
納まり検討に
ちょっとした行き違いでもありましたかね。
人間の通路には、
もちろん人間用の暖房もあります。
異種族のための「せつび」も
なかなか面白いではないか。
そう思いました。
(「動物たちのための「せつび」」おわり)