正面が、こんな事になっている家がありました。
細工の差はあれ、
どの家も板で目隠しされているよう。
そんなに恥ずかしがり屋の人達が
住んでいるんでしょうか?
で、そんな事はないわけで。
この地域では、
冬になると海側から激しい風雪が吹き付けます。
それから守るように、
このような「雪囲い」が
設けられていのだそうです。
この囲いの出入り口には、
やっぱり風雪が吹き付けるので、
除雪は必須ではありますが、
家本体が守られる効果は
大きいんでしょう、きっと。
人類は「せつび」によって自然環境に抗い、
住環境を改善させてきているわけなのですが、
このような建築的対処だってとっても大事。
土地土地の気候風土に合わせた細工が
「建築」「設備」それぞれに
必要になるんだ、ってことです。
(「家を風雪から守るために」おわり)
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