その下には、
普段見ることのない配管たちが
たくさん詰まっています。
床点検口は、
トイレの中にあることもありますし、
トイレ外の廊下部分に設けることもあります。
ピットがある場合だけですので、
2階以上の階のトイレには
無いのが普通です。
2階なのに、床点検口があるんだったら、
その下には二重スラブがあるのかも知れません。
ピット内には、
照明が無いのが普通。
なので、ライト持参は必須です。
ピット内の排水管は、
保温しないのが普通。
国交省の標準仕様では、
そうなっています。
保温してあるのは、
給水管。
あれ、この排水管、
末端部分の通気が足りないような……。
その他、
電線管だったり、
ガス管だったり、
いろんな管があります。
保温する、しない
塗る、塗らない、
吊る間隔、吊る場所
勾配、
継手の種類、
まあ、いろんな部分が然るべく施工されて
全体として意味を成す「せつび」が出来上がっていきます。
トイレの中なんて、
便器があって、
洗面所があって、
小洒落た内装と照明があって。
なんですけど、
床下の、
普段見えない部分こそが
その本質だったりします。
……と、勝手に思っているだけなんですけど。
(「トイレの本質とは」おわり)
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