「アート」の展示も多いし、
施設自体もアートを取り込んでいる。
エントランスホールの
吹抜壁面は、
それ自体が作品なのだ。
ところどころに、
ステンドグラスが仕込んである。
廊下と室との間にある内窓も、
ただのガラスではない。
『セラミック』を名乗りつつも、
コンクリート打ち放し仕上げとしてある部分もある。
こういうノズルの使い方が
気に入った。
参考までに、
本施設の平面を。
機械室などバックヤードの室名が書かれていない施設もあるが、
ここではすべて記載されていて嬉しい。
諸室のゾーン分け、
施設利用のプログラム、
動線計画などを
読み取ることができてありがたい。
建築士製図試験の学習では、
この手の案内板をよく参考にした。
利用者が立ち入れる部分に関しては、
実際に歩いてみて
ボリューム感、
スケール感を体感することもできるのだ。
『現場』は、
良い教材でもある。
(「セラミックのアート」おわり)
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