重要文化財でもあります。
解体復元した施設ですが、
極力往時の様子がわかるように
なっています。
柱梁の仕口。
土台の金輪継ぎも見えました。
床の間の細工も、お見事。
とは言え、やっぱり「せつび」に目が向くもので。
流し台。
カランは、当時のものではないでしょうけど。
随分と高価であったと思しき
小便器。
その脇の、手洗い場。
水は、瓶に溜めておいたようですね。
そして、大便器。
もちろん、和風です。
相当栄えていたようで。
電話も自前で引いていたそうです。
壁掛で取り付けられた電話の下には、
当時の事務机(?)。
獲った鰊は、食用としてというよりも、
すりつぶして油として(灯油としても用いられた)、
畑に撒く良質な肥料として、
本州各地にまで送られていたとか。
激しい乱獲がたたってか、
昭和に入る頃から漁獲が激減し、
すっかり寂れてしまったとのこと。
それでも近年になって、
ちらほら群来(くき)の報を
耳にするようになってきました。
せっかく来たので、
隣の道の駅食堂にて
『鰊丼』
鰊の親子丼になっていました。
地元で獲れたやつ、
かなり、美味かったのです。
食べかけてから思い出して慌てて撮った画像で
すいません。
(「大きな鰊番屋の中」おわり)