配管をつないだところです。
往管と還管、
ねじ接合とフランジ接合、
防振継手、
支持のとり方、
錆止めの塗装状況、
圧力計や温度計の設置、
などなど、
適切に施工されていることを目視確認してから、
圧力試験によって漏れが無いことを確かめます。
その後、保温工事に移ります。
設備の監理を外注に出す費用は無いけど、
設備業者さんに完全お任せ盲判っていうのも
何だか格好付かないし。
そんな方がおられるかも知れません。
普段、意匠設計だけに携わっている方々でも、
設備工事の流れを追うように見ていくと、
それなりにチェック出来ることと思います。
建築工事には凄くたくさんの工種があるのに、
それぞれについて確認・チェックできてるんです。
設備や電気の分が少々増えたって、
ちゃんと意識さえ向けてやれば
十分監理できると思いますよ。
1回くらい監理を外注に出してみて、
一緒について回って逐一解説してもらえば、
次の物件では自分だけで結構見られるんじゃないでしょうか。
「設備業者さんお任せ」で建てられた建物の中には、
残念な事になっているモノもあります。
そうならないように、ちょっとだけでも
視界を広げてみて下さいませ。
きっと、仕事の幅も広がっていくはずです。
もちろん、ちゃんと外注して、
『餅は餅屋』で観ることをお薦めしますけれど。
でもそれが叶わない時には、
せめてご自分で観てみましょうよ。
そういうご提案です。
(「設備工事もチェックしてみませんか」おわり)