2017年04月12日

設備工事もチェックしてみませんか

空調機(エアハンドリングユニット)の冷温水コイルに
配管をつないだところです。



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往管と還管、
ねじ接合とフランジ接合、
防振継手、
支持のとり方、
錆止めの塗装状況、
圧力計や温度計の設置、
などなど、
適切に施工されていることを目視確認してから、
圧力試験によって漏れが無いことを確かめます。

その後、保温工事に移ります。




設備の監理を外注に出す費用は無いけど、
設備業者さんに完全お任せ盲判っていうのも
何だか格好付かないし。

そんな方がおられるかも知れません。


普段、意匠設計だけに携わっている方々でも、
設備工事の流れを追うように見ていくと、
それなりにチェック出来ることと思います。

建築工事には凄くたくさんの工種があるのに、
それぞれについて確認・チェックできてるんです。

設備や電気の分が少々増えたって、
ちゃんと意識さえ向けてやれば
十分監理できると思いますよ。


1回くらい監理を外注に出してみて、
一緒について回って逐一解説してもらえば、
次の物件では自分だけで結構見られるんじゃないでしょうか。

「設備業者さんお任せ」で建てられた建物の中には、
残念な事になっているモノもあります。

そうならないように、ちょっとだけでも
視界を広げてみて下さいませ。

きっと、仕事の幅も広がっていくはずです。



もちろん、ちゃんと外注して、
『餅は餅屋』で観ることをお薦めしますけれど。
でもそれが叶わない時には、
せめてご自分で観てみましょうよ。

そういうご提案です。
(「設備工事もチェックしてみませんか」おわり)
posted by けろ at 09:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 設備一般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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