昭和20年の空襲で焼けてしまったのだとか。
その時代まで残っていたこともあり、
豊富な資料を元にした復元工事が進行中とのこと。
箱館奉行所の場合には、資料がかなり少なかったと聞いたように思いますが、
本丸御殿については文書、写真その他、多くの資料を元に
進めているようです。
復元工事中の見学ができるとのことですので、
立ち寄ってみました。
屋根を葺いている部分。
この面積を、この薄板で葺いていく……気の遠くなるような作業です。
足場も、作業場所に合わせて都度造っていく感じなのでしょう。
こちらは、束の上に土台を載せようとしている部分でしょうか。
大屋根妻側端部は微妙な弧を描いていて、
これまた合わせが難しそう。
こんな感じに葺き上がるようです。
こんなJVで施工中。
実は、現場見学コースはアクリル板(多分……)で覆われていて、
写真はすべて板越しで撮っています。
だいぶ年数の経った、安物のコンデジであることも相まって、
チープな画像であることはご容赦くださいませ。
将軍様上洛の際に宿舎として利用されていたようで、
相応な造りなのでしょう。
『ケンチク』も、興味深いものです。
(「名古屋城の本丸御殿復元工事」おわり)