2017年03月05日

LNG火力発電所の放水路立坑

昨日の記事の先。

放水路立坑に移る。



沖合に放水するための放水路トンネルは、
最深部で海面下約36mのレベルである。

シールドトンネルにて掘り進める。

放水路蓋渠レベルからトンネルレベルまで
放水路立坑内で一気に下げる場所であり、
シールドの前進基地ともなる、
放水路立坑。

内径12.4m、高さ約40mの
巨大な円筒である。



下から見上げると、
こんな感じ。


husirttku1.JPG


何本も見える配管類は、
工事のための仮設物である。


下部に、ポンプやら自動弁やら
いろんなモノが設置されている。

husirttku2.JPG



husirttku3.JPG


作業のために昇降しなくてはならないから、
仮設階段が設けられている。


husirttku4.JPG


このレベルの上り降りは、結構つらい。

よって、バッテリー式の仮設エレベーターも設けられている。


husirttku5.JPG

このレールに沿って昇降するのだが。

husirttku6.JPG


なんか動きがぎこちないし、
結構ガタガタ揺れるし、
決して快適とは言えない。
が、足で昇り降りするよりは楽だから、
じきに慣れるに違いないのだ。


建築工事における、パイプシャフトのようなものか、とも思うが、
実は違う。

この円筒自体が、1本の配管であるのだ。

底部で流路が曲がり、水平方向の放水路トンネルとなる。

トンネルについては、次回紹介する。
(「LNG火力発電所の放水路立坑」おわり)
posted by けろ at 09:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 電気設備 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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