その面が白くなくても、面白い(すいません)。
いろんな「せつび」が、
所狭しと貼り付いている。
何が何だか判別できてくると、
もうあなたは素人じゃない、
せつび観察家。
いや、判別など出来なくとも、
見ていて「楽しい」と感じるならば、
それだけで観察家を名乗るには十分だ。
「東芝の室外機、
こりゃ、冷媒加熱型だな?」
と言い始めるようだと、
ただの「オタク」。
まあ、古い「設備屋さん」なら
かつて見慣れていたかもしれない。
めっきり見かけなくなった。
ヒートポンプそのものの性能が格段に向上し、
最早燃料を使用してまで冷媒を加熱するメリットなど
全く無くなってしまったのであるから、
廃れてしまうのも当たり前。
ただし、古い建物には
こうやって未だ現役で活躍しているものもあるのだ。
だから、雑居ビルの壁面は、
古いほど、更に面白いのである。
(「雑居ビルの壁面には、いろいろと」おわり)
設備設計をしている若輩者です。
「壁面の色やタイルにこだわっているのにその色のVP管ですか。。。」
と昨日歩いていて思ったのでひとことコメントしました。
これからちょくちょく拝見させて頂きます。
お越しいただき、ありがとうございます。
意匠にこだわった感がある建物に、
何の工夫も配慮もない「せつび」が
ナマのままついていることがありますよね。
注文住宅のWHメーターとか、よく気になります。
「このデザイナーさん、『せつび』が頭になかったんだろうなぁ」
そう思います。
別に「設備に詳しく」なくても構わないけど、
せつびが「存在している」ことを頭の片隅にでも入れていただければ、
そういう「滑稽さ」は減じてくるんだと思います。
よろしければ、またお越しくださいませ。