山間部の道路を走っていると、
紅白縞々矢印の有り難みが良くわかります。
空は、真っ白。
路面も、真っ白。
路側も、真っ白。
降りしきる雪もまた、真っ白。
真っ白な世界で、
進行できる領域を示すのは
この矢印だけだったりするのです。
この矢印、「矢羽根」と呼ばれます。
反射しやすい塗料が塗ってあったり、
反射板がついていたり、
ピッカピッカ点滅するものがあったり。
ただし、あんまり上ばかり気にして運転していると、
前の車に追突してしまう危険性が。
テールランプが見えるから、大丈夫でしょう、って?
走行中、後方に巻き上げた雪が、
車の背面を覆い尽くして
完全に保護色になっている車も
少なくないのです。
突如、目の前に現れた雪の壁。
実は、完全に雪でコーティングされ尽くした
箱型トラックの背面だったりします。
前は、よぉく見て運転しましょ。
(「矢羽付ポールが必要なわけ」おわり)
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