冷暖房がほしい部屋。
床面を有効に利用したいので
天吊のファンコンベクターが設置されました。
ただ本体を4点吊りするに留まらず、
振れ止めのために4面に斜材を設け、
防振吊金物を介しています。
隣の部屋から、梁下の壁に穴をあけて
冷温水管を引き込んでいます。
ドレン管は、別の面の壁から隣室へ。
ファンのための電源ケーブルを通した電線管、
リモコンスイッチのためにケーブルを通した電線管も
見えます。
配管類にも、ところどころ支持を取る必要があります。
アンカーで穴あけをする部分もあり、
コンクリート用のビスで留める部分もあり。
この類の機器は、
デザイン性がほぼ皆無に近い。
数十年前から、ほぼ変わらない外観。
設備機器にも、
それなりのプロダクトデザインが欲しいなぁと
思う今日このごろ。
(「ファンコイルユニットを吊る」おわり)