2017年01月19日

雨水管が氷柱製造器になる季節

寒い地方では、
冬になると、
雨ではなくて雪が降ってきます。



雪がしっかり積もって根雪(ねゆき)になると、
雨水を集めて排出するための雨水管は
その機能を逸します。


建物からの熱は、
積雪をちょっとずつ融かし、
とけた水が雨水管内を流下しつつ、
でも冷たいのでやがて凍りついてしまいます。


塔屋の屋根に設けられたルーフドレン金物から、
一般屋根上に放流するはずの雨水管。


tuktstsmttusikn.JPG

すっかり凍りついていますね。



水は、凍ると若干膨張します。

すると、配管を無理やり押し広げ、
どこか弱い部分を破壊します。

そうなったら大変ですから、
凍結防止ヒーターを入れるとか、
強度のある管材にするとか(塩ビ管よりは鋼管)、
何らかの対応策が必要です。


上の写真の場所では、
何もしていないので、
こんな状態。

しっかり氷柱ができました。


鋼管ですし、塔屋の雨水管でそんなに長くないですから、
「漏れたら交換」という考え方もあるかと思います。
(「雨水管が氷柱製造器になる季節」おわり)
posted by けろ at 09:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 衛生設備 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]


この記事へのトラックバック