2017年01月06日

木炭ガス発生炉

木炭を燻して、
ガスを発生させようという機械。

郷土資料館的な施設に展示されていたもの。

木炭ガス発生炉.JPG


木炭は重くて、燃焼にも時間がかかりますが、
ガス化すれば軽くて圧縮も可能で
燃焼も速やかに行われます。

単位重量・単位体積あたりの熱効率が良いものほど
有用な燃料となりますから、
昔からいろんな工夫がなされています。


原理的には、
反物質燃料が最も効率の良い燃料になるのでしょうけれども、
反物質を作るのに莫大なエネルギーを要します。
保管も、運搬も、制御も、ものすごく困難。


だいぶ昔から話題には上がる
核融合反応を利用する燃料(水素&重水素)も、
反物質には到底及ばないまでも
効率は良さそう。
ただし、実用化には程遠い段階。


核分裂反応を利用する核燃料は、
原子力発電として、何十年も利用されてきています。
化石燃料よりも遥かに効率が良いので
「夢のエネルギー源」と呼ばれていた頃もありますが、
スリーマイル島、チェルノブイリ、福島第一の事故を経て、
取扱の困難さを改めて実感せざるを得ない状況にあります。

高レベル放射性廃棄物の処分先も無く、
廃炉技術も不確かで、何十年もかかると言われ、
要するコストは東京五輪予算よりも不明確です。

「原子力発電が最もコストが安い」というのは
処分や廃炉の費用がわからないから計算に入れられない
数字のまやかしなので、アテになりません。


そうこう考えると、
人類が安全に利用できる効率の高いエネルギー源は
せいぜい「化石燃料」程度なんじゃないかと
思ったりします。


二酸化炭素の固定化技術も進んでいるようですので、
それに期待するほうが、
原発廃炉技術の確立よりも早そう。

核燃料にしても、融合炉にしても、
研究開発は進めたら良いとは思うのですけど。
(「木炭ガス発生炉」おわり)
posted by けろ at 09:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 設備一般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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