2016年11月29日

排水管の勾配確保

列車待ちをしていると、
向かいのホームの下が気になりました。


日射の強い昼下がり、
お客も少ないホームだからこその
「気づき」だったかも知れません。

pltfmstnhisiknkubi.JPG


ホーム下に吊られた、
排水用と思しき管。

誰も掃除しないし、
そんな必要性もないから、
上部に汚れが堆積して真っ黒になっているのはご愛嬌。


見るからに、配管に勾配がつけられているのが
わかるのではないでしょうか。

決して、撮影角度の問題や
画面の歪みのせいで
それっぽく見えるだけではありません!


圧力をかけて供給され、
繋がってさえいれば中身が流れる給水管や給湯管とは違って、
自然流下の排水管には
『勾配』を取らなくてはなりません。

1/100の勾配を取る場合、
配管を10m横引きするなら、
配管の位置が10cm下がってくるわけです。

床下や、天井内のスペースには限りがありますから、
排水管を横引きできる長さにもまた、
限りがあるということになります。


「排水横引きは、2スパンくらいかな」

巷で、たまに耳にするのではないでしょうか。


7mグリットのラーメン構造の建物であれば、
2スパンは14m。
さすれば、排水管は14cm下がることになります。

管自体の太さ、
天井下地の厚み、
梁成やら断熱材やら、
室の天井高さ、階高などを吟味すると、
自ずと天井懐の有効寸法が限られてきまして。

となると、2スパンくらいに抑えておけば、
たいていの排水管は納まるのです。


大規模な建物の1階や2階だと、
天井内に入るモノも多くなるので、
天井懐を1,000mmとか1,500mmとか確保する必要が
出てくることもあり、
そういう施設だと、
もっと長々と横引きしても
十分に勾配が確保できるようになります。


ともかく、適切な勾配が必要なんだよ。

そんな思いで、
排水管も見てやって下さいませ。
(「排水管の勾配確保」おわり)
posted by けろ at 09:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 衛生設備 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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