2016年10月26日

C.C.Bとは、何ぞや。

歩道のマンホール蓋に、
C.C.B の文字。


ccbmnhlht.JPG

往年のロックグループの名前じゃないんです。

ここでは、『電線共同溝』を意味しています。


何の略?

最初のCには、
「Community」「Communication」「Compact」
などの意味合いがあるそうで。

あとは、Cable Box で、C.B

CCBOXという書き方が多いかも。




無電柱化。


国策として、進めているんだそうです。



掘って埋めて何やかやで、
電柱を使うよりも10倍もコストがかかってしまうため、
結構大変なんですけれども。


全面的に共同『溝』にする方式から、
より安価で済むように、
分岐点検部以外は管路とする方式
変えてきています。


それでも、費用がかかりますけど。



道路(車道や歩道)の下には、
いろいろなモノが埋められています。

それぞれの工事をするたびに、
道路を掘って、埋め戻して、
という作業が必要になります。

だから、

「あそこの道路、いっつも掘ったり埋めたりしてるけど、
 工事費の無駄遣いだよね」

一般の方々に、そう思われるのも仕方がありません。


全部地上にあれば、
そんなこともないのですけれど、
それはそれで

「こんなにごちゃごちゃ地上に出ていて
 邪魔だね」

となってしまうことでしょう。


いろいろ避けて、
電柱をぐにゃりと曲げなくてはならなくなったり。



景観や、安全や、防災の観点から、
重要性の高い部分について、
費用対効果もよく吟味しながら、
進めるってことですよね。


各方面からの茶々や横槍を気にしつつ進めるのも
大変な仕事ですね。
(「C.C.Bとは、何ぞや。」おわり)
posted by けろ at 09:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 電気設備 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]


この記事へのトラックバック