2016年10月22日

実機の水素ステーションを見てみたら(2)

トヨタの燃料電池自動車『MIRAI』は、
水素燃料で走ります。


水素燃料を燃焼させると、
大気中の酸素と結びついて、
水(水蒸気)にしかなりませんから、
車本体から出る排気ガスは「水蒸気」のみです。

よって、「クリーン」だと言うわけです。


室蘭市の場合、
近隣の苫小牧市に
副産物として水素ガスが発生する化学工場があり、
そこから回収したものをガス会社が精製して
供給しているとのこと。


室蘭市で発表している概要は、こちら



何か、お気づきの点はありませんか?




何と、この水素ステーションを稼働させるために、
200Vの電源で、100kWの電力を必要とするんです。

水素ガスを圧縮するための圧縮機と、
水素ガスを冷却するためのチラーが、
相当電気を食うようなのです。


ステーション本体からちょっと離れた所に、
電源盤があります。

idusksisstton3.JPG



そこから、2本の太いケーブルが……。

idusksisstton4.JPG


100mm2のゴムキャブタイヤケーブルが2本。
結構びっくりしました。

正直、こんなに電気を食うとは思いませんでした。


水素自体は工場副産物を使ったとしても、
この電力は、一般の送電網から取ることになります。

エネルギー収支はどうなんだろう、と
ちょっと心配になったり。
(すみません。真面目に計算していません)


それでも、走る車自体から余計な排ガスが出ないのは
一つメリットでもありましょう。

ただし。

寒冷地では、路面凍結が懸念されます。

台数が少ないうちは良いのですが、
あまりに普及してしまうと、
道路があちこちでスケートリンクになりはしまいか、と
心配になってしまいます。

もっとも、
車本体価格の低下や、
水素ステーションの設置、
量産体制の確立など、
普及に向けたハードルはまだまだ高いまま。

凍結が心配なほど普及することは
無いような気がします。
(「実機の水素ステーションを見てみたら(2)」おわり)
posted by けろ at 09:00| Comment(0) | TrackBack(0) | その他 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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