2016年10月16日

配管切ってみたら

配管切ってみた。


チラーを取り替えるから。

メーカーも能力も変わるから、
機器本体寸法も変わる。


すると、つながるべき配管も
ある程度組み替えないと、
つながらない。


tkkhiknzi1.JPG

撤去材。




tkkhiknzi2.JPG

中は……。

そんなに錆びているわけではない。




tkkhiknzi3.JPG

別の撤去材。




tkkhiknzi4.JPG

ここも、そんなに錆びちゃいない。




大して傷んでいなくても、
こういう「もらい工事」は
どうしても生じてしまう。


基礎を新増設するとか、
防水を一部やり変えるとか、
電源ケーブルを新たに引いてくる、
その元となる開閉器盤を新設する、
などなど、
結構いろんな方向に波及する。


図面に「○○更新」

とだけ書いてあっても、
結構いろいろ必要になるものだ。


設計者は、
どこまで施工を意識した図面を作れるか。


永遠のテーマかも。



施工者と丁々発止渡り合えるだけのモノを持つのは
設計者として(本来は)当然のコトの筈なんだけれど、
費用の面からも、
調査にかける時間の面からも、
施工技術・知識の面からも、
太刀打ちできないことが、少なからずある。


というわけで、
この配管を切ったのも、
ワタクシではない。

施工者さんが、
切ってくださったのである。

モチを絵に描くのも、
それはそれで必要なのだけれども、
食える(そして、うまい)モチを実際に作るのは、
やっぱりとても重要なのだと思うのである。
(「配管切ってみたら」おわり)
posted by けろ at 09:00| Comment(2) | TrackBack(0) | 設備一般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
ほんと、そう思います。
技術的知識はもちろんですけど、想像力とか好奇心とかすごく大事な気がします。
おかげさまで、今月もその2つに効きました。ありがとうございます。
Posted by punpun at 2016年11月07日 13:09
punpunさん、毎月ありがとうございます。
いつのまにやら、寒い季節がやってきました。

好奇心だけで今までやってきた気がします……。
つくづく、興味深い領域だと思っています。
Posted by けろ at 2016年11月07日 21:37
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