当たり前のようにある、マンホールの蓋。
模様が違うだけじゃなくて、
蓋の強度にも違いがあります。
あるところには、こんなマンホール。
そして、ちょっと離れたところには、これ。
違い、わかりますか?
あとの方には、
『車道』と書いてありますね。
このように表示されている例はあまり見ないのですが、
この市では、表示が区別されていました。
歩道用の蓋には、そんなに強度が求められません。
人や、ベビーカーや、
押して歩くバイクや、
せいぜい、宅配の荷物?
それらに対して耐えられれば十分。
でも、車道の場合には、
人間よりは遥かに重たい自家用車だけではなく、
重機も通ります。
だから、車道用のマンホール蓋には、
強度のあるものを使用します。
当然、値段も高い。
マンホール本体も、
蓋とその上に通る車重とを支えられるだけの
作りにしておかなくてはなりませんし。
ただ、上にも書いたように、
見かけ上区別されている例は多くないようです。
うっかり間違えて取り付けたら、危険ですね。
(歩道に車道用をつける分には、問題ないのですが)
ちょっとでも安くすまそうとして、
車道に歩道用の蓋をコッソリつけてしまったり……
なんていうことが無いように、
発注者も検査するわけです。
それで浮く金額なんて、
会社の信用に比べたら微々たるものですから、
敢えてやろうなんて人は、そうそう居ないでしょう。
ともあれ、
蓋強度の違いが分かる例をみつけたら、
ラッキー、ってことで。
ところで。
蓋に描かれた、「ナナカマド」
これからの季節、
実が真っ赤に色づいて
美しくなります。
ぼちぼちすると、
その上に雪を纏って、
これまた風情が出ます。
四季がはっきり出る北国が好きです。
(「マンホール蓋の強さ」おわり)
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