2016年10月05日

工場の暖房機、ユニットヒーター

工場のような、がらんとした大空間で
全体を暖めるのは大変です。


それで、特に人が作業する部分に絞って、
スポット的に暖房することも
少なからずあります。



ある工場で見たのは、
ユニットヒーター。


kujundnbukkunthtr.JPG


円筒形外周の部分から空気を吸い込み、
内部のコイル(蒸気や温水を流す)で暖めてから
下方に吹き出します。


ベーンの角度を調整することで、
吹き降ろし風の向きを変えることができます。

写真のものは、ほぼ真下に風が行くように調整されていますから、
出入り口の上部に取り付けられて「エアーカーテン」のような
使い方をされているものと思われます。


この建物、
あんまり断熱気密性が高いようには見えませんから、
スポット的に、運転している時間だけ暖めるだけになります。


「省エネ」という観点からすると、
建物本体を、まず冷えにくくする(断熱気密をしっかりやる)のが良いのですが、

古い工場で、
稼働中だから閉鎖できないし、
建て替えコストも捻出できないし……
という場合には、
「仕方ない」と言うしか、ないんでしょう。

そんな建物が、
全国にはたくさんあるようです。
(「工場の暖房機、ユニットヒーター」おわり)
posted by けろ at 09:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 空調設備 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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