壁には、お約束の換気フード。
ガラリの外側に、平たい板がついたタイプです。
上側の空間が開いている物もあるけれど、
ここでは閉じたタイプ。
平たいので、外壁からの出っ張り感が少なくなっています。
外装に合せた着色をすると、
結構紛れますよね。
そして、植物をはわせてあります。
ケーブル引き出し口をつけている部分も。
外装仕上げの材質や色や形や細工の前に、
まず取り付けられている「せつび」に目が向いてしまいます。
こうして写真でも撮っておけば思い出せるけど、
そうでないと
「換気フード、平たいやつだったなぁ」
「で、壁仕上げは、どんなんだったっけ? レンガ? ボード?」
「何色だったかなぁ。忘れた。っていうか、見てない」
なんてことになってしまうのです。
不思議なもので、
興味のある内容はちゃんと『見えて』いるけれども、
興味の薄いことに関しては『瞳に映っていても見えていない』
ようなことも多々。
場合によっては、記憶を巻き戻して
「おお、こんなふうになっていたぞ」と
気づくことがあったり。
人によるかと思いますが。
(「壁につくものと、壁を伝うもの」おわり)