2016年09月21日

チセ

『チセ』とは何? と聞かれたら。


Wikipediaによれば、

北海道や千島列島、樺太の先住民族であるアイヌの伝統的な住居建築である。

っていうことです。


『最終兵器』を連想されたとしたら、
ちょっと特殊な方なのかも知れません。




資料館にあった、模型。

csnmki1.JPG


細部まで、作りこんでありました。

デジカメのレンズにかからないだけの隙間があれば、
内部だって撮ることが出来るから、便利ですね。

csnmkinib1.JPG


高性能の断熱材もない、
隙間だらけの建物。

冬は、さぞや厳しかったことでしょう。


それを緩和するために、
この囲炉裏で夏もずっと火を焚き続け、
チセ下部の土壌全体に熱を蓄えるという
「季節間蓄熱」が行われていたのだとか。


本州仕様の住宅に住むよりも、
しのぎ易かったのかも知れません。
実際に体験してみないと、
何とも言えませんが。



架構もしっかり再現されているようでした。


csnmkinib2.JPG


作った方、すごい。

厚真町軽舞遺跡調査整理事務所で見ることができます。

他にも、『触れられる郷土資料』がたくさん。
(「チセ」おわり)
posted by けろ at 16:00| Comment(0) | TrackBack(0) | その他 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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