2016年09月15日

『せつび』が見えない建物

昔風のイメージで建てると、
当然のことながら、オモテ側には
「せつび」が見えない造りになります。


「せつび」は、「建築付帯設備」と呼ばれていました。

今だって「付帯」には違いがないのですが、
内容的にも金額的にも、
昔とはその位置づけがずいぶん変わってきました。


換気なんて無し。窓をあければ良いじゃないの。

冷房なんて無し。団扇と風鈴でしのいでね。

暖房は、主要室だけに石炭ストーブ。
煙突は、集合煙突で。

暗くて狭いトイレと、じめじめした湯沸し室と。


官庁施設と言えども、そんな建物ばかりだったのに。

mksnttmnhuncus.JPG

そんな昔風の外観で新しい建物を造る場合には、
オモテに「せつび」が出てこないように、
工夫することとなります。
(「『せつび』が見えない建物」おわり)
posted by けろ at 15:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 設備一般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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