2016年09月14日

超高層ビルの設備改修は大変そうだ

訪問先で見えた、超高層ビル。

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どんなビルでも、設備機器や配管類は
ビル本体ほど長持ちしません。

だから、ビルを運用している期間の中で、
何度か、設備類総取替のような
大規模改修を行うことになります。


中層のビルならば、
大型機器、重量機器は
大型クレーンで吊り上げることも可能なのですが、
このような超高層ビルとなると、
それはできません。

内部のエレベーターで運べる寸法・重量の部品を上部で組み立てるとか、
タワークレーンを組み立ててしまうとか、
方法はいろいろありそうですが、

・ビルを使いながら工事を進めるのか

・一度、すべてのテナントに出てもらって進めるのか

それによって、複雑さが大きく変わってきます。



「使いながら」の場合でも、
「すべての部分を使いながら」というのは困難で、
フロアごとに閉鎖して、
順々に進めていくようなことになるのではないかと思います。


新築時の計画段階で考慮されていると、
比較的スムーズに進められますが、
計画に穴があったりすると
やっぱり苦労することになります。


いえ、計画に穴がなかったとしても、
やはり苦労するものです。

使いながらの設備改修は、
いろんな困難を伴うもの。

改修工事の現場を見かけたら、
そこで日夜知恵を絞っている(設備に限らない)技術者の方々に、
夜間・休日をメインに、スケジュールをやりくりしながら働いている職人さんたちに
思いを馳せていただけたらと思います。

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(「超高層ビルの設備改修は大変そうだ」おわり)
posted by けろ at 09:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 設備一般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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