高架水槽を見つけました。
工場敷地全体の給水をまかなっているものなのでしょうか。
下から見上げているので、容量はピンときませんが、
結構大きいのでは。
高架水槽の周囲も、上部も、下部も
しっかり点検できるように、
歩廊や階段が完備されています。
さすが工場、といったところでしょうか。
工場の方にちょこっとお話を聴いたのですが、
バブルが弾けた頃に採用を控えていた時期が長く、
社員の年齢構成が歪になってしまっているのだとか。
50歳代の社員の下は30歳代前半以下、という状態で、
技術の伝承に頭を悩ませ、
知恵を絞って何とかしようと試みているのだそうです。
近年採用するようになった若手も、
頑張っているようでした。
身近な設備設計事務所にも、
同様なところが結構ありまして、
それはそれで大変だなぁと
思うわけです。
高架水槽は、定期的に点検・清掃しなければ
安全な水質の水を供給し続けることができませんが、
人材も、定期的に採用して育てていかなければ、
事業というものも継続しないんですよね。
ワタクシは、しがない自営業ですので、
継続性もへったくりも無く、
『自分の体だけが資本』なのですが。
(「工場の高架水槽」おわり)
【関連する記事】