架空に設置されている配管。
ところどころ、
大きく湾曲させてある部分を
見つけることができるでしょう。
配管内の流体の温度が変化すると、
配管自体が熱せられたり冷やされたりして
伸び縮みしてしまいます。
それを、
この湾曲部で吸収しようってわけです。
その形状から、
「タコベンド」と呼ばれたりします。
もちょっとスマート(?)に、
「Uベンド」と呼ぶメーカーも。
「伸縮継手」
という、スリーブ形の製品もあるのですが、
伸縮量の割に高価なこともあって、
真っ先に減額対象に挙げられたりします。
工場に行って、
タコベンドが見られたら、
ラッキーかも。
いや、見たからといって、
何か良いことが起こるわけじゃないんですが。
見られること自体が、
面白くって「ラッキー」じゃないですか!
……そう言いたいだけなんです。
(「タコベンド!」おわり)