2016年08月09日

雪が邪魔だから、溶かす

冬。

雪がどんどん積もってくると、
邪魔です。


玄関に至る動線とか、
駐車スペースとか、
車庫前とか、
一所懸命に雪かきをしなくてはなりません。


若いうちは、体力づくりや運動不足解消に役立つ雪かき。
(「雪ハネ」という言い方もある。雪をセッセと跳ね飛ばすから?)

でも、忙しい朝であったり、
足腰膝が痛くなってきたり、
年齢を重ねてきたりすると、
雪かきも結構重労働に感じてくるもの。

それらを解消する手段の一つとして、
「融雪槽」
というものがあります。

tstcikdnyusthuhu.JPG


敷地内に設けておいて、
雪が降ったら、上面のフタを開けて、
セッセと雪を投入し、
灯油バーナーで炙って溶かす。


赤い矢印が、融雪槽のフタ。

緑の矢印は、公設桝のフタ。
雪を溶かして出来た水は、こちらに流しているのでしょう。

灯油タンクが、どこかに置いてあるはず。

また、バーナーで燃やした廃ガスがそのまま出ると
除雪作業者の顔に当たって不快なので、
どこかにしまっておいた付属品の煙突を差し込んで
上のほうから排気するようなタイプもあります。


ちなみに、隣のお宅では
ガス湯沸器で不凍液を温めて雪を溶かす
ロードヒーティングを設けているようです。
水色矢印が、その熱源機。


どうせ春になったら溶けるから、
必要最小限だけ除雪して、
あとは、うず高く積み上げて済ませるか、
ちゃんと綺麗に除雪して、
要らない雪は溶かしてしまうか、

はたまた、軽トラにでも積んで、
河川敷や山の中、空き地などに設けられた
「雪捨場」まで捨てに行くか。

雪の除け方、
除ける頻度、
除けた後の「きっちり」具合、
積むか、溶かすか、運ぶか、
誰が除雪を主導しているか……

冬になると、
住人の性格や家庭内環境が垣間見られるような気も
するのです。



我が家は……
幸い、敷地に余裕があるので、
「積んどく」派です。

だって、灯油代が、すごくかかるんですもん。

ひと冬の降雪量と、
氷の融解潜熱と、
灯油の燃焼による発生熱量と
そのシーズンの灯油単価を考えれば、
どのくらいの費用がかかるのか、
自ずとわかってきます。
(他に、循環ポンプやボイラー用の
 電気代もかかりますが)

バカにならんのですよ。
その費用。
(「雪が邪魔だから、溶かす」おわり)
posted by けろ at 09:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 空調設備 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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