融雪装置が設けられます。
冬期通行止めにする場所なら、
そんなモノは要らないのですが、
冬でも通行でいないと困る通路なら、
雪を溶かさなくちゃならない。
「水を流して溶かす」という手もあるのですが、
極寒冷地になると、
それは「氷製造装置」と化してしまうので
もっぱら「温めて溶かす」しかありません。
とある歩道橋の階段上部に、
大きめのプルボックスがありまして、
電源線が供給されているのがわかります。
ケーブルダクト内に配線し、
階段部分には、
段ごとにヒーティングケーブルが敷設されているようです。
歩道橋の上部は、電線管内に主電源ケーブルを、
下部のダクト内には分岐ケーブルを通しているようです。
反対側の階段上部
下から見上げると、
こんな感じ。
斜路部分が氷結すると、かなり危険。
よって、十分な融雪能力(すなわち放熱量)が
確保されます。
あとは、外気温に応じて、
降雪量に応じて、
適切に通電するための制御をしなければ
なりません。
ただただ温めるだけじゃ、
ものすごく電気のムダ。
地球を文字通り温暖化しているだけになってしまいます。
水の融解潜熱って、
結構大きいので、
大変なんですよね。
(「歩道橋にもロードヒーティング」おわり)