2016年08月07日

歩道橋にもロードヒーティング

積雪地域にある横断歩道橋には、
融雪装置が設けられます。

冬期通行止めにする場所なら、
そんなモノは要らないのですが、
冬でも通行でいないと困る通路なら、
雪を溶かさなくちゃならない。

「水を流して溶かす」という手もあるのですが、
極寒冷地になると、
それは「氷製造装置」と化してしまうので
もっぱら「温めて溶かす」しかありません。


とある歩道橋の階段上部に、
大きめのプルボックスがありまして、
電源線が供給されているのがわかります。

hdukunhetng1.JPG
ケーブルダクト内に配線し、
階段部分には、
段ごとにヒーティングケーブルが敷設されているようです。



歩道橋の上部は、電線管内に主電源ケーブルを、
下部のダクト内には分岐ケーブルを通しているようです。

hdukunhetng2.JPG


反対側の階段上部

hdukunhetng3.JPG


下から見上げると、
こんな感じ。

hdukunhetng4.JPG


斜路部分が氷結すると、かなり危険。

よって、十分な融雪能力(すなわち放熱量)が
確保されます。

あとは、外気温に応じて、
降雪量に応じて、
適切に通電するための制御をしなければ
なりません。

ただただ温めるだけじゃ、
ものすごく電気のムダ。

地球を文字通り温暖化しているだけになってしまいます。


水の融解潜熱って、
結構大きいので、
大変なんですよね。
(「歩道橋にもロードヒーティング」おわり)
posted by けろ at 09:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 空調設備 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]


この記事へのトラックバック