各敷地の排水を受けるための「公設桝」が
設けられます。
敷地境界線付近に設けられることが多いのですが、
古くからの土地だと土に埋まってしまっていたり
植え込みの中に隠れてしまっていたり、
見つけにくい場合もあります。
でも、この桝は、
公共下水道につながる最先端の部分なのであって、
無碍に扱ってよい代物ではありません。
なのに、それなのに……。
敷地境界ギリギリに設けられているということは、
このように塀をつくる場合には邪魔になってしまうのでして。
桝を見なかったことにして埋めてしまったわけじゃないから
まだマシと言えるのかも知れないけれど、
でもこれじゃ、開けることもできませんよ。
桝の蓋は、
開けられるようにしておきましょう。
そのために、蓋がついているんですから。
とは言うものの。
塀に埋まっていなくても、
古くなるとそう簡単には開かないモノに
なってしまうことも少なくないので。
こういう状態だと、
開けるのに難儀します。
こうならないためにも、何年かに1回は
桝の蓋を開けてみることをお勧めします。
(「塀に埋まった公設桝」おわり)
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