錆止め塗装をします。
鋼管を接続する最もオーソドックスな方法は
「ねじ接合」です。
配管材料に工具でネジを加工して、継手にねじ込む。
そういう接続方法です。
ねじ加工した部分は、表面のメッキも無く
金属の地肌がそのまま出ていますから、
放っておくと錆びやすいのです。
そのため、一通り接続したあとに、
ねじ部分に錆止め塗装をします。
ねじ込む際に、パイプレンチなどの工具で挟んだ部分も
表面に傷がついていて錆びやすくなるので、
そのへんも含めて、
ガッツリ塗ります。
青い表面の継手の一部と、
銀色の直管の継手から離れた部分を除いて、
全面的に近く塗装されていますね。
時々、
塗り残しがあったり、
ムラがあったり、
塗り忘れていたり、
面倒だから塗っていなかったり……
そういう事が、無いわけでもありません。
この上から保温材を巻いてしまうと、
ちゃんと塗ったのかどうだか
確認できなくなってしまいます。
工事監理をする方は、
保温する前にチェックする必要があります。
「後から工事写真で確認」も出来るのですけど、
工事写真なんて、ほんの一部しか撮らないわけですし、
ちゃんと塗ってある写真を見せるに決まっているのですから、
とりあえず全面見ておいたほうが良いのです。
(「ねじ部分には錆止め塗装」おわり)