2016年06月21日

配管も、見ようよ。

普段、どのくらい配管を見てますか。

あまり見たことがない、
それが普通ですよね。

たとい瞳に映っていたとしても、
意識にのぼらない。
その存在を認識していない。

一般的には、そうだと思うのです。



建築に関係している人(たとえば建築家)は、どうでしょう。

やっぱり、
配管なんて、水道屋、設備屋の仕事だから、
あんまり見ないや。
見る必要も無いし。

そう仰る方も、おられるのでしょう。

そう仰らずに、きちっとご覧になる方もまた、
おられることでしょう。


いろいろ、人によって価値観が異なっていることは
重々承知した上で、敢えて申し上げます。

「配管も、見ようよ」

ptninhiknjukyu.JPG
(トイレの床下ピットの中)


だってね、
配管(ケーブルも、ダクトも)って、
その建物の機能を形作るための
重要な要素の一つなんですよ。

形状や外観だって、重要だろうし、
もちろん基礎や構造だって、重要だろう。
それらが無くちゃ、そもそも建物が存在できない。

しかし、たとい建物が存在したとしても、
そこに配管やらケーブルが無かったとしたら、
本来意図された建物の機能を果たすことができないはず。


もちろん、配管もケーブルも無い、
そんな建物だってあります。

それは、その建物の機能上、それらが必要無いからです。

でも、そんな建物は決して多くはありません。


と言うわけで、

「配管も、見ようよ」



「見たって、わからないから」

→ 見ているうちに、ちょっとずつ何かがわかってくるかも。
  見なくちゃ、わかるものもわかりゃしません。


わからないなら、わからないなりに、
楽しむ方法だってあります。

錆が好きだとか、
朽ち加減が好きだとか、
そんなご趣味の方も、いらっしゃいます。
http://kasakoblog.exblog.jp/24452591/


まあ、小難しいことはともかく、

見て、知って欲しいなぁ。

そんな気持ちで

「配管も、見ようよ」


建築家の方には、

「配管も、建築士の管轄範囲なんです。
 知っていて損はないですよ」
(「配管も、見ようよ。」おわり)
posted by けろ at 09:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 設備一般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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