2016年06月17日

ハト小屋から換気

とある建物の屋上に、
『ハト小屋』が、ありましたとさ。

『ハト小屋』と呼ぶものの、
そこでハトを飼っているわけではなく。


このように、屋上から突き出ている部分のことを
こう呼ぶというだけのものです。

okjunauhtgy.JPG


この建物の、このハト小屋は、

・換気口の取り付け場所
・給水のエア抜き管の取り出し口

という用途に使用されていました。


赤い矢印が、換気口。
たぶん、排気口。

ご丁寧に、指定色塗装仕様になっています。
屋上に上がらない限り見えないので、
色は塗らなくても良かったのかも。


緑の矢印が、エア抜き管。

きっと、この下がパイプシャフト(PS)なんでしょう。
給水管の頂部を更に立ち上げて、
管内の空気が抜けるようにしてあります。

一番先端には、自動エア抜き弁が取り付けられています。

エア抜き弁が詰まったり故障したりした際に取り替えやすいように
バルブも取り付けてあります(緑色のハンドル)。



屋根に、そのままダクトや配管を出してしまうと、
折角の防水層がそこで途切れて
雨漏りの原因となりかねません。

そこで、このように『ハト小屋』を設けて、
防水層の巻き代をとるような細工をします。


この写真に写っているのは小さなハト小屋ですが、
屋上に設置されたチラーや室外機、冷却塔、キュービクルなどに
接続される配管類・ケーブル類がたくさん通るハト小屋だと
もっと大きなものになります。


屋上に上がれる機会は少ないかも知れませんが、
更に高い建物から見下ろすと、
いろいろと見ることができて面白いのでは。

okjunarstbwiktmtkrrmsk.JPG

探せ! ハト小屋。
(「ハト小屋から換気」おわり)
posted by けろ at 09:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 換気設備 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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