知っていますか?
水は浄水場から、お湯は給湯器から、
そりゃ、当たり前のことなんですけど、
水源もしくは湯源から、
どのように配管がつながっているのか
意識することは無いのでは。
某所の流し台に来ている、水とお湯。
こんな風に、あからさまに露出配管でつながっていると、
分かりやすいですね。
青は給水、ピンクは給湯、
種類ごとに色分けした仕上げになっています。
でも、こうやって露出になっている場面には
あまり出会わないかも知れません。
この場合、水もお湯も、配管は壁の中に埋め込んであって、
表からは見えません。
浴室の中を見てみましょう。
ここでも、給水管と給湯管は、
壁の中に隠されています。
と言っても、壁そのものに埋め込んでしまうには
工事もやりにくいし、
壁本来の機能や強度にも支障が出る。
それで、『ライニング』と呼ぶ小壁を作って、
その中に埋め込むようにしてあります。
シャンプーのボトルや、石鹸が置いてある部分。
上部に石板を貼ってあるので、
『棚』としての細工だと思われるかもしれませんが、
実は配管を通すためのものなんです。
石鹸置場として使えるのは、
副次的効果だったりします。
別の現場ですけど、
作っている途中は、こんな感じ。
ライニングを組み立てる人、
配管をつなげる人、
保温する人、
仕上げをする人、
それぞれ別々の人が担当するので、
入れ替わり立ち代り、
スケジュール調整をしながら……
結構、大変な作業になります。
(「配管の通し方」おわり)
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