2016年05月24日

免震建物が動けるスペース

地面が動いても建物があまり動かない。
それが免震建物です。

ということは、建物と地面との間に
「動いてもぶつからない」だけのスペースを
作っておく必要があります。

そこに入る機会は、なかなか無いんじゃないかと思います。

構造計算上、どのくらい動くのか?

それによって、必要な空間が決まってきます。

mnshncrrrnc.JPG
左側が、建物。右側が、地面。

この建物では、約50cmの隙間が設けてあります。


誤って人(や動物やモノ)が落ちたら大変ですから、
手すりを設けてあったり、
動きに支障が出ないようなカバーをかぶせてあったりします。

街で見かけることがあったら、
どのくらいの隙間があるのか、
カバーや手すりの様子を観察してみましょうか。


どれが免震建物がわからない、って?

ご心配なく。建物のあちこちに、人の目につくように

「この建物は、免震建築物です」

というプレートが、そこかしこに貼ってあることが多いので、
きっと気づけるはず!


もしももしも、このスペースに入る機会があれば、
その中にある『せつび』(配管とかケーブルとか機械類とか)にも
目を留めてみましょう。
(「免震建物が動けるスペース」おわり)
posted by けろ at 09:00| Comment(0) | TrackBack(0) | その他 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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