壁と天井との境目に免震ラインがある場合。
壁や仕上げや、構造上の都合で、
免震ラインを少しずらす場合もあります。
地球側と免震側とで動きの違いが生じた際に、
お互いがぶつからないように、
「クリアランス」を設ける必要があります。
ここだけ隙間をあけておくわけにはいきませんので、
ロックウールなど、潰れても大丈夫な素材を詰めておきます。
防犯上、防火上の難が生じないような工夫も
必要です。
クリアランスの開口が大きいと、
戸を閉めて鍵を掛けても
入ることができてしまう……。
でも、もしその開口部を通ろうとしたその瞬間に大地震が来たら……?
とても残念な事になってしまうことでしょう。
だから(?)そんな所は通らないように!
(「免震クリアランスは通らないほうが」おわり)
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