日本では、各地で大きな地震が起こります。
噴火、台風、水害、暴風雪……。
激しい自然災害が起こる度に、
人間の無力さを感じ、
自然の強さを肝に銘じ、
一刻も早い収束と、
一日も早い復興を願う。
きっと多くの方々が、そうなんだと思います。
熊本で、火事場泥棒ならぬ、被災地泥棒が横行しているのが
悲しいところでもあります。
地震対策としては、一にも二にも、建物の耐震化。
新築の建物であれば、
耐震構造であったり、免震構造であったり、
少なくとも現行法規の規定に基づく耐震性が
あるはずです。
既存建物の場合には、
耐震改修をしたり、
免震化改修をしたりして、
大地震の際にも倒壊しない建物にしていくわけです。
改修するか、建て替えるか、
いろいろな条件やコストによって
決めることになりましょう。
ただ、
「先立つモノが無いから、放置」
という選択肢は、取らないほうが良いのは
確かでして。
「いやいや、この地域は地震が少ないんで、
大丈夫ッスよ」
残念ながら、日本国内で、
「大地震は起こらない、安全な地域」
なんていう所は、無いようです。
阪神淡路が起こる前、あの辺は「地震の無い
安全な地域」と言われていたそうで。
今回の熊本だって、そう。
地震が少ない土地だから……という謳い文句で
企業誘致をしていたそうなんですが。
油断できる所なんて、無いんだけど、
でも、人間って油断しちゃう。
東北の太平洋沿岸とか、
数十年ごとに確実に大津波が来ている地域でさえ、
「ここまで津波が来たから、ここより海側には
住むな」
っていう碑まで建ててあっても、
油断しちゃう。
「まあ、大丈夫だよ」
って。
増して、そんなに頻繁に災害が来ない地域だったら、
油断しちゃうのも仕方ないのかも。
だから、事あるごとに、
注意を喚起して、
都度、対応していくようにしなきゃ
いけないんですよね。
さて、これから、
どんな対策をしますか。
住んでいる所の耐震化とか、
家具の転倒防止の策を講ずるとか、
非常用備蓄の確保とか、
避難マニュアルの整備とか、
お金を掛けたり掛けなかったりして
出来ることがいくらでもあるはず。
まずは、始めましょうか。
(前日夜に乗っていたんですが……)
(「地震対策をしようよ」おわり)
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