現代でこそ、さまざまな「せつび」が発達し、
至極便利な生活を享受できる状況にありますが、
ちょっと昔に遡れば、
いろんな点で、今行きている者の目から見れば
不便な状態であったわけです。
『キッチン!(ちょっと古い)』の記事の施設には、
昔の消防ポンプも展示されていました。
火災現場に移動させるのも、
水を送るのも、
もちろんすべて人力。
それでも、バケツリレーで送るよりも
遥かに効果的に消火できるということで、
当時としては重宝したんじゃないでしょうか。
ため池などの水源から水を採り、
標的に向かって放水するために、
高低差やホースの長さとともに、
それを送ることの出来る人間の筋力の限界が
消火活動の限界だったことでしょう。
現在は、建築物や土木構造物には、
さまざまな消火設備が設置されていて、
こと初期消火に関しては
昔に比べて大変効果的に、かなりな威力で
実施することができるようになりました。
と同時に、消防署から何台もの消防車が駆けつけて、
消火栓や消防用水などを水源にして、
ポンプ車から強力に送水することができます。
それでも後代になれば、
現在の消火設備は、とても不便で貧弱で効果が薄いものに
見えるようになるのかも知れません。
(「消防ポンプ(古い)」おわり)
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便利っていいな・・・・
特に街中では、指示通りに進むことで迷うこと無く
目的地に辿りつけます。
でも、いつの間にか、
すっかり受身の姿勢になってしまって、
バージョンアップで追いついていない
新規開通道路とか、工事中とか、
ナビが正しく指示できない時に
アタフタしてしまいます。
便利はありがたいと思いつつ、
あんまり受け身過ぎると
人間ダメになりそうだな、と。