2016年03月05日

六面点検できない高架水槽

受水槽や高架水槽は、
衛生的でなくてはなりません。

だって、人の口に入るものなんですから。

よって、水槽が傷んでいないか、不具合がないか、
上下左右の『六面点検』ができるように
設置する必要があります。

現在新しく作る場合には、そうなんですが、
この規定が出来る前に作られたモノでは
そうなっていない場合があるわけで。

未だに、

・地下ピット内を受水槽として利用している
・水槽はあるけれども、六面点検はできない

という状態にある建物も、残存しているわけです。


調査で訪れた建物に、
こんな高架水槽がありました。

IMG_6100.JPG
上部1mと、周囲60cmの点検スペースは
確保されているのですが、
下部60cmのスペースはありませんね。

これだと、底板に亀裂が入ってきて、汚れやら虫やら入ってきても
気づきにくかったりします。

年1回の内部清掃と、年2回の水質検査をしていて、
現状著しい問題は露呈していないので、
すぐにどうこう言うことでもないのでしょうが、
早めに更新するに越したことはありません。

ただ、決して安価な代物ではないので、
『問題が出ていないのに更新する』のが
躊躇われるのも、致し方なく。

現にこの施設では、未だこの状態。

「飲料水用」と記載されているタンクなのですけどね。


古い建物の場合、
設備の耐震性能も不足していることが多いものです。

設計用水平震度について記載されているかどうか、
記載値がいかほどであるか、
確認してみたら良いでしょう。
(「六面点検できない高架水槽」おわり)
posted by けろ at 01:00| Comment(3) | TrackBack(0) | 衛生設備 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
ブログ拝見しました。高架水槽の点検にそんなルールがあるんですね〜。
けろさんも設備管理系でお仕事されてますか?
色々な作業をしているので気になります。
Posted by Paper at 2016年03月05日 22:34
六面点検ができないために生じた、
さまざまな汚染が問題視されたために、
こんなルールが出来たようです。

ワタクシは、設備の設計を生業としております。
改修設計も多いので、結構いろいろと
調査に出向きます。

創ったり直したり調整したりといった、実務的スキルは全く無いのですけど。
Posted by けろ at 2016年03月09日 03:05
なるほどそれで色々な場所に調査に行くのですね〜。自分はまだわからないことばかりなので、今回の六面点検などルールや設備の構造に興味があるので、時間があるとき色々お話しを聞かせて下さい。
Posted by Paper at 2016年03月09日 10:47
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