2016年02月24日

ダニング=クルーガー効果

2000年のイグノーベル賞(心理学賞)を受賞した
ダニング=クルーガー効果(Dunning–Kruger effect)。

論文『未熟と不注意:過大な自己評価へと導く自分自身の無能力を認めることが、どれだけ困難であるか』
'Unskilled and Unaware of It: How Difficulties in Recognizing One's Own Incompetence Lead to Inflated Self-Assessments'"
が受賞対象であるとのことです。


「正確な知識無しには無知を自覚することが困難である」
というのが結論なんだそうで。
(すみません、原典にはあたっておりません)


「何が『正確な知識』であるか」という判断そのものにも
なかなか難しい面もあろうかと思いますが、
知識の正確さを希求することは極めて重要であると
思わされたことでした。

その『正確な知識』を獲得した結果、
自らの無知を自覚することが可能になるって云うんですから、
ソクラテスさんの仰ったことは、
まさにその通りであるということなんでしょう。


正確な知識が無いからこそ「高を括る」ことができるわけで、
そうじゃなきゃ、恐ろしくって軽々に判断できないわけで。


如何に物事を知らないかというメタ認知を可能とするためにも、
なるべく正確な知識を得るように心がけて、
より一層の『無知』を自覚しようかな、と思うのでした。
(「ダニング=クルーガー効果」おわり)
posted by けろ at 01:00| Comment(0) | TrackBack(0) | その他 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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