パッケージ空調機の室外機は、冷媒と空気との熱交換を行うための機械です。
そのため、雪が付着して熱交換ができない状態になると、
性能を発揮することができなくなります。
そのような事象を緩和するため、『防雪フード』を取り付けたりします。
外気を吸い込むところと、吐き出す所。
それぞれに設置しています。
室外機横についているモノと、上についているモノ、
どちらが吸い込みで、どちらが吐き出しか、おわかりでしょうか?
空気の流れを勘案して、設置場所や向きを決めると、
なお良いことでしょう。
冬期における風向きにも気を遣って、
フードが開口する向きを決めたりします。
想定される積雪深さに応じて、
本体の設置高さを決め、それに見合った架台を製作します。
冷房専用機の室外機なら、冬期は稼働しませんから
防雪フードを設ける必要はありません。
そのかわり、『冬期養生カバー』と機器表に書いておいて、
冬期間、機器を守ってあげると良いでしょう。
冬に使うにせよ使わないにせよ、
屋外設置機器の周囲は、
それなりに除雪をしてあげてほしいものです。
(「室外機に防雪フード」おわり)
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