ゲリラ豪雨に伴う土石流によって、
橋が流されてしまった現場。
山の中とは言え、主要幹線でもあるため
ひとまずの通行を確保しなければなりません。
それで、架けられた仮橋。
トラス構造により強度を確保したものです。
大型車両の通過にも耐えます。
下に立つと、車両通過時には結構な音がします。
ある程度たわむようです。
本橋の復旧までの間に合わせとはいえ、
強度だけは妥協できません。
欄干が低いので、無茶をすると側面から落ちます。
なので、『徐行』の標識が。
(あまり守られていない模様)
流されてから1年以上経つのですが、仮橋のまま。
予算の都合、優先順位がありますので、
致し方ないのですが。
豊かな自然、
変化に富んだ地形、
四季折々の風情あふれる気候。
それゆえにまた自然災害も多いわけで、
災害復旧予算もそれなりに確保せざるを得ません。
災害時にはいち早く緊急メールを受け、
即座に現地入りして状況確認、
応急処置と本復旧の計画策定、
予算措置、
施工管理。
そういう、陰の(一般の方々の目には触れない)お仕事をして下さる方々が、
人知れず活躍して下さっています。
こちらは、橋が流されずに済んだ箇所。
有象無象が大量にぶつかっているはずですが、
橋の上下を通過していった&大きな塊の直撃を避けたためか、
何とか生き残っています。
(「トラスの仮橋」おわり)
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