2015年11月07日

トラスの仮橋

とある災害復旧現場

ゲリラ豪雨に伴う土石流によって、
橋が流されてしまった現場。

山の中とは言え、主要幹線でもあるため
ひとまずの通行を確保しなければなりません。

それで、架けられた仮橋。
トラス仮橋.JPG

トラス構造により強度を確保したものです。
大型車両の通過にも耐えます。

下に立つと、車両通過時には結構な音がします。
ある程度たわむようです。

本橋の復旧までの間に合わせとはいえ、
強度だけは妥協できません。


欄干が低いので、無茶をすると側面から落ちます。
なので、『徐行』の標識が。
(あまり守られていない模様)


流されてから1年以上経つのですが、仮橋のまま。
予算の都合、優先順位がありますので、
致し方ないのですが。

豊かな自然、
変化に富んだ地形、
四季折々の風情あふれる気候。

それゆえにまた自然災害も多いわけで、
災害復旧予算もそれなりに確保せざるを得ません。

災害時にはいち早く緊急メールを受け、
即座に現地入りして状況確認、
応急処置と本復旧の計画策定、
予算措置、
施工管理。

そういう、陰の(一般の方々の目には触れない)お仕事をして下さる方々が、
人知れず活躍して下さっています。

こちらは、橋が流されずに済んだ箇所。
土石流の通過跡.JPG
有象無象が大量にぶつかっているはずですが、
橋の上下を通過していった&大きな塊の直撃を避けたためか、
何とか生き残っています。
(「トラスの仮橋」おわり)
posted by けろ at 01:00| Comment(0) | TrackBack(0) | その他 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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